このOpenSpace BIM+の特長は、高度な現状データに精度が要求、要望される場面で設計意図と現場の作業状況を比較する際に生じがちな問題に対処することです。レーザースキャニングは、BIMのオーバーレイビューや測定に関しては写真測量よりも高い精度を期待できます。

ユーザーはプロジェクトの設定のBIM+タブから「ファイルの追加」ドロップダウンをクリックすれば、サポート形式（.rcpおよび.rcs）の点群データをOpenSpaceにアップロードできます:

アップロードの前に必要な条件:

.rcpを選択してAutodeskから点群データをインポートする:

複数選択でローカルドライブから点群データをアップロードする:

BIMの比較で点群データを表示するには、サイト管理者か組織管理者がまず 1) デバイスからローカルアップロード、もしくは、2) Autodeskモデルのインポート経由（詳しくは上記のセクションを参照）のいずれかの方法で.rcs形式の点群ファイルをアップロードする必要があります。

上記のセクションで概説したとおり、ビューワーに座標情報を反映させるには.rcpが必要です。プロジェクトにモデルもアップロードする場合は、OpenSpaceにアップロードする前に、モデルと点群を同じ座標系に揃えなければなりません。

.rcpがアップロードされていないと、.rcsデータはBIMに対して適切な位置に配置されません。以下のスクリーンショットがその一例です:

点群データとBIMの両方をOpenSpaceまたは複数の.rcpグループにアップロードした場合、BIMの比較で点群データとBIMを同時に表示するには、BIMの比較の右上隅でそのデータを選択する必要があります。どのユーザーも保存ビューを作成し、後でこのBIMの比較の状態にすぐに戻れるようにすることができます:

点群データをBIMの比較に追加すると、ユーザーは測定を行ったり、断面ボックスを使ってそのファイルを操作したりすることもできるようになります:

OpenSpaceにアップロードしてBIMの比較のビューワーにロードすると、点群の設定を変更して精度やパフォーマンスを最適化することができます。この設定のデフォルトは以下の値で、品質と精度を最大化するように最適化されています。この設定はプロジェクトのBIMの比較にアクセスできるユーザーであれば誰でも変更できますが、変更内容はそのブラウザ上で操作をしたユーザーにのみ有効です（この設定に加えられた変更がプロジェクト内の全ユーザーに適用されることはありません）:

ちなみに"小"と"高"の組み合わせの設定が、品質とパフォーマンスのバランスに優れていることがわかっています。

他にご不明の点があればOpenSpaceサポートチーム（support@openspace.ai）にお問い合わせください。